大大大雪❄山陰のお正月\(◎o◎)/!からなんとか帰着2011/01/03

2011 あけましておめでとうございます m(__)m

ああ、なんて平和で温かい朝!タンザニアから帰国した時とはまた違う安堵感。。。

昨夜20時、無事、じゃない!大雪の山陰から帰着できました。。。。(ToT) ほんまにえらい3日間でありました。。。「山陰のお正月ツアー」18名様。大晦日の31日からの2泊3日。地元やし、楽勝!と思いつつ、ちょっと嫌な予感もしていましたが、、、、果たして、31日の昼食は蒜山、雪深くなってる中を30分遅れて昼食を済ませていただき、一路、安来の足立美術館へ。ところが、米子ICあたりが大渋滞で進めず、美術館への到着もうまくいっても夕方になるので、あきらめて、一路、松江のホテル一畑へ。山陰道が不通で、9号線も大渋滞のため!大根島経由で進めると、(このあたりですでにあたりは暗い)これも不通!えええ!それで、境港経由で美保関を通り、松江市内入りを目指して進めると、今から思えば青くなるけど、まだ道ふさぐほどではないけど、大木の枝が道路までしなだれていて通れず、降りてこの重い?体重全体でターザンみたいにぶらさがり枝を脇へのけたり、街路樹も曲がっていたりする中を、乗務員さん(ドライバーさんとガイドさん)と雪をかきわけ、お客様も男性の方々がバスから降りて手伝って下さり!なんとか進めるうち、、、雪で通行幅の狭くなった山手の上りの曲がり角(ちなみにガードレールのすぐ下は中海。。)で降りでくるトラックが立ち往生、トラックのドライバーはいなくなっていて、上りカーブ途中でこちらのバスも動けなくなり真っ青に。。。外は夜で暗いし吹雪いてるし、ここで動けなくなったら、ホテルまで行けない、、、すると後続のトラックのドライバーさんたちがのしのしやってきて、どなられるかな、と思ったらが手に手にスコップで雪をかきわけ「ここをこうしたらいいよ」と次々と声をかけてくれて、私たちも足で雪を踏み固めたりして、周辺のドライバーさんたちが後を観ながら声を出して少しづつバスを移動し、ぎりぎりのところで何とか!!その難所を通過~。ここで動けなくなったら助けも来れずホテルにはたどり着けず、、、、(@_@;) その後もノロノロ運転で、ホテル到着は20:30。(予定では17時過ぎ)到着後はすぐに夕食をおとりいただきました。

2日目:ニュースを観てびっくり\(◎o◎)/!
鳥取で1000台が立ち往生、この間の岐阜?よりすごいじゃないの~。
私たちももたもたしてたら、その1000台に入っていたかも、と思うと。。夜でもホテルに到着できていて良かった。この様子では明日の鳥取観光はすべて無理そう。

ホテル9時出発。ホテル前の431号線は通れたので、そのまま出雲大社へ。途中、車はまばら。一畑電鉄も不通で、普通なら電車もこの道もお参りで混雑しているのに、山陰道、9号線が動いていないためがらがらはいいけど、道も雪が多すぎてノロノロでしか進めず、3時間かかってお昼前に到着。小雪降る中を約1時間お参りいただき、(もちろん参拝者も少ない~)昼食はそこから3分の島根ワイナリーへ。ここまでは5分くらいで行けて、昼食とお買いものをしていただけた。
予定ではお参りの後、日御碕灯台観光だったけど、これは道が通れず、危険なためカット。お昼時点で、通って来た431号線の松江ー平田間は不通になっていたが、出雲から松江は9号線が道路上に雪もなく空いているので、そちらを通ってわりとスムーズに松江市内まで。でも、そこから郊外の八重垣神社へ向かうのはトライしたけど、無理で、Uターンができない場所で大通りまでバックになったが、その場所には警察の係員が3人おられたので、案内してもらえ助かった!そのままホテルへ戻ると、17時ごろで、今夜はそのままゆっくりしていただいた。
私もこの晩は温泉に浸かって、真っ暗な宍道湖を眺めつつ明日はどうしよ、と、、もちろん、途方にはくれませんでしたけど。情報収集だ!

3日目:予定はすべてカットして、一路安全、速やかな道で関西へ戻る。今朝は奇蹟的に山陰道が米子まで通れたので、米子まではすぐ行けたけど、米子ICを降りたところから大渋滞。。。コンビニでトイレと食糧を買っていただき、(前日にホテルで弁当手配を頼んだが、物流が動いておらず、ホテルも手持ちの食材がなかった(ToT))、さらに進めるもほとんど進まず。。。米子道も不通のため181号線でひたすら中国道を目指す予定だったが、バス会社さんの営業所でトイレに行っていただいている際に、181号線も大渋滞はじめ周辺の状況も確認され、バス会社より「これ以上の運行は危険のため打ち切りとさせていただきます」のお知らせが。。。\(◎o◎)/!「打ち切り」という専門用語も初めて聞きました。。この営業所で昨日、出雲大社で会ったガイドさんはあれから米子に帰るのにすご~く時間がかかりなんと帰着は今日の朝5時だったそうで、もうどこの道も死んでます、と言われました。。。(+_+)

JRは遅れながらも運転再開していたので、JR米子駅までバスで送ってもらい、駅のごったがえすホームで1時間待ち、ぎゅうぎゅうの超満員で全員のお客様に乗っていただくことはできなかったが、その後、30分して遅れていた次のやくもが来たので、そちらに乗車して立ったまま岡山まで2時間30分。雪のため通常より30分時間がかかりましが、なんとか岡山到着。のぞみに乗って、後半のお客さんたちも新大阪に20時には帰着できました。やれやれ~

振り返れば、行けたのは出雲大社のみ!うさぎ年にちなんだ、鳥取の白兎海岸、白兎神社参拝、倉吉市内の土壁の街並み散策、、、すべて行けませんでした。。。(@_@) 車中で缶詰にならず、ホテル一畑でゆっくりと食事や温泉を楽しんでもらえて良かった~。。大雪とはいえ本当にお客さんには気の毒だったけど、最後には「めったにできない体験で面白かった」「なんや楽しかったわ」とまで言われる方もおられた。乗務員さん、お2人が中堅若手だけど、ベテランでいい方たちでとっても良かった!2人とも経験10年以上だけど、ここまでの経験はないと言っておられた。車中でホテルの部屋で常に3人で状況を相談しながら、通常以上に協力しあえて感謝だった。

お客さんからは「後になれば、ここの判断がもう少し早ければ、まあ、この状況やったから、後でいえることやけど。。」「来た甲斐、あったね!添乗員さん(仕事のしがいがあったね、という意味で。。(^_^;)」不案内な点もあり途中から不満や苦情も出てきて、が、旅行中に言っていただくことで改善できることもあり、後で言われるより実は助かる。別れる時は皆さんからねぎらいと感謝の言葉をいただき本当に頭が下がりました。

こういう状況だったから見れた、感じた人の親切にも感動した。初日のトラックのドライバーさんたち、お客さんの協力、すれ違う車から、歩く人がおしえてくれる情報、JRのホームで乗る際に並んだ列に割り込む人を制止してくれた若者、開き直りどなり続けるおっさんの後ろから「おやじ、ええ加減にせーよ」と注意する別の男性などなど。列車内ではずっと座っていた人が席を交代してくれたり、座席のポケットに荷物を入れさせてくれたり、大きなことも小さなことも、こういう状況の時に人は普通ではしない親切や助けができるんやな、という場面をいろいろと見た。大地震やニューヨークのテロなんかの時、こういう親切や助け合いがたくさんあったのだろうと思う。神様はひとをそういう風に作られているんやな、と感じた。逆の人もいたけど、さほど覚えていない。

そういう意味でも、この3日間はすごい体験させてもらえたと思う。仕事面でもそうだし、人についても。帰宅するとガイドさんから無事に帰れましたか?と電話いただいた。彼女こそ、今も米子で足止め状態なのに!今回のお客さんおひとり、おひとりは忘れない。やっぱり「ひとりびとり」だ。乗務員さんたちもホテルのスタッフも、いろんな場面で助けてくれた人たちも忘れられないと思う。

新年早々、がん!と頭を打たれて、なんかがぜん仕事をやる気になった新しい年の始まりになりました。

今回の大雪は昭和38年1月豪雪以来、48年振りの大雪のようです。

コメント

_ kiko ― 2011/01/07 22:19

ご無事で何より!
ほんとうにお疲れさまでした。
そうそう体験出来る事ではない状況だったと思います。
48年振りの大雪には驚きます。
無事切りぬけられたのも
かよGさんならではなのでしょうね。

今年も素敵な年になりますように♪

_ かよG ― 2011/01/08 13:47

ありがとうございます!振り返ると青くなるような場面もありましたが、何とか予定の日には帰着できました。。。(+_+) 今朝の週刊ニュースを観てたら、船が沈んだ漁師さんが「とにかく雪が多すぎて歩けず、雪の上を這って泳いでいく感じだった」って。ほんまそれくらい大雪だったんです!は~。。。kikoさんはお正月が誕生日なんですよね!おめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。m(__)m

_ 山陰古代ロマン旅行 ― 2011/12/17 19:03

 いいですね。鳥取の白兎海岸でオオクニヌシは白ウサギを助け、南部町の赤猪岩神社で八十神にいじめられ、島根県安来市の須賀神社あたりでスサノオの試練を受けて、松江市の黄泉比良坂をぬけて出雲大社に至ったと古事記では描かれています。そのルートを観光来年はたどってみたいなと思います。

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