うれしい偶然 ― 2008/01/28

「ワルシャワ貧乏物語」初版は1979年。
昨年、近所の古本屋で偶然見つけた文庫本「ワルシャワ貧乏物語」。
工藤久代さんという方のかかれた1967~1974年、7年間のワルシャワでの暮らし、ポーランド人の生活の知恵、食習慣の違いから工夫して作ったもの、モノ不足ながらそこで見つけた豊かな暮らし方等が書かれている。
本のカバーイラスト、目次、パラパラと文章を見て、「良さげっ」と即、購入した。たったの100円だった。食について書かれていた点はもちろん、一昨年ワルシャワへ旅したので、実感として「知っている」ワルシャワ、そして、ベルリンの壁崩壊以前の、東西冷戦時代のポーランドの様子を知りたかったので、当時ワルシャワに住んでいた日本人が体験した実際の生活が書かれた絶好の本だった。
読んでみて、ほんとに味わい深く、工藤さんの人となりが感じられるこの本。しっとりと自分を持ちながら、いつもご主人も大切にしておられる。もちろん、猫も。もったいなくて、ちびちびと読んでいた。他にも本を出されてるはず、と調べたら、あと3冊「ワルシャワ猫物語」「猫の船旅日記」「猫の耳そうじ」があり、最近ネットの古本屋さんで全部手元に揃った。\(~o~)/
どの本の表紙も内容のイメージにぴったり。「猫の船旅日記」「猫の耳そうじ」の表紙は大好きな佐野洋子さんによるもの!でこれまた繋がってる~。
この寒い時期、じっくり楽しんで、いずれお手紙を書きたいと思うほど、工藤久代さんは最近のマイブーム。
そうしていたら、先日、百々和さんから近著「自分史回想」を贈っていただいた。成育歴や、戦争体験、中国山西省残留、抑留について、また戦後の百々さんの歩みが記されていた。ネットで検索したら、なんと、百々さんは昨年、この本に続きもう一冊、新著を出版されていた。
それは「旅の随想」というタイトルで百々さんがこれまで訪れた旅先のエッセイ。ソ連、東西ドイツ、ポーランド、中国・・経済学者でもある百々さんの視点と独特の感性で綴られているようで、これも読みたいな~、とすぐに注文した。
昨日、「旅の随想」が届き、目次をみたら「東ヨーロッパ通信」(1972年)という項があり、開いてみたら、!工藤さん! の文字が目にとまり読んでみると、当時百々さんがワルシャワに滞在した際、工藤久代さんのご主人、工藤幸雄さん宅を訪ね、意気投合し、楽しい夜を過ごした模様が描かれていた!久代さんについても書かれていて、「奥さんも長年、外国暮らしをされたタイプの活発な方。東欧の日本人女傑で、豆腐や納豆など日本の食品を自宅で作って、東欧圏に住む日本人家庭に配給しておられるとか。」とあった。
思わず、HAPPY SCREAMING \(~o~)/ 繋がっていた~!
今年の夏で89歳になられる百々さん。今年もできるだけ訪問し、いろんな
お話をおききしたいと願っている。次回は是非、工藤さん夫妻についてお聞きしてみたい。
★百々和 さん(どど かず)
1919年、兵庫県生まれ。満州国立建国大学、満州国立大同学院を卒業し、満州重工業開発会社撫順軽金属製造会社に入社後、関東軍に入営する。戦後は中国に残留し捕虜となり、8年間の抑留生活を経て、1956年9月に日本へ帰国。その後、神戸大学大学院にて経済学を学んだのち、同大学をはじめとする数々の大学で教授として教鞭を執る。1993年、勲三等瑞宝章受勲。
★工藤久代 さん(くどう ひさよ)
1923年、東京都浅草生まれ。1942年、日本女子大学付属高女を卒業。エッセイスト。1967年からワルシャワ大学日本学科講師を勤めた夫・工藤幸雄と共に同地に7年間滞在し、1975年に帰国。『ワルシャワ猫物語』によって第10回日本ノンフィクション賞を受賞。
★工藤幸雄 さん (くどう ゆきお)
1925年、大連生まれ。翻訳家、著作家。数々の名訳を送り出したポーランド語翻訳の第一人者。
東京大学文学部仏文科卒業。在学中より翻訳活動を始める。アメリカのインディアナ大学大学院に留学。共同通信社記者を経て、ワルシャワ大学日本学科講師として、7年間ポーランドに暮らす。帰国後、多摩美術大学教授に。主な訳書に『ブルーノ・シュルツ全小説集』(平凡社)、『よろこびの日』(岩波書店)など。著書に『ぼくの翻訳人生』(中央公論新社)、詩集『不良少年』(思潮社)、『ワルシャワの七年』(新潮社)など。
昨年、近所の古本屋で偶然見つけた文庫本「ワルシャワ貧乏物語」。
工藤久代さんという方のかかれた1967~1974年、7年間のワルシャワでの暮らし、ポーランド人の生活の知恵、食習慣の違いから工夫して作ったもの、モノ不足ながらそこで見つけた豊かな暮らし方等が書かれている。
本のカバーイラスト、目次、パラパラと文章を見て、「良さげっ」と即、購入した。たったの100円だった。食について書かれていた点はもちろん、一昨年ワルシャワへ旅したので、実感として「知っている」ワルシャワ、そして、ベルリンの壁崩壊以前の、東西冷戦時代のポーランドの様子を知りたかったので、当時ワルシャワに住んでいた日本人が体験した実際の生活が書かれた絶好の本だった。
読んでみて、ほんとに味わい深く、工藤さんの人となりが感じられるこの本。しっとりと自分を持ちながら、いつもご主人も大切にしておられる。もちろん、猫も。もったいなくて、ちびちびと読んでいた。他にも本を出されてるはず、と調べたら、あと3冊「ワルシャワ猫物語」「猫の船旅日記」「猫の耳そうじ」があり、最近ネットの古本屋さんで全部手元に揃った。\(~o~)/
どの本の表紙も内容のイメージにぴったり。「猫の船旅日記」「猫の耳そうじ」の表紙は大好きな佐野洋子さんによるもの!でこれまた繋がってる~。
この寒い時期、じっくり楽しんで、いずれお手紙を書きたいと思うほど、工藤久代さんは最近のマイブーム。
そうしていたら、先日、百々和さんから近著「自分史回想」を贈っていただいた。成育歴や、戦争体験、中国山西省残留、抑留について、また戦後の百々さんの歩みが記されていた。ネットで検索したら、なんと、百々さんは昨年、この本に続きもう一冊、新著を出版されていた。
それは「旅の随想」というタイトルで百々さんがこれまで訪れた旅先のエッセイ。ソ連、東西ドイツ、ポーランド、中国・・経済学者でもある百々さんの視点と独特の感性で綴られているようで、これも読みたいな~、とすぐに注文した。
昨日、「旅の随想」が届き、目次をみたら「東ヨーロッパ通信」(1972年)という項があり、開いてみたら、!工藤さん! の文字が目にとまり読んでみると、当時百々さんがワルシャワに滞在した際、工藤久代さんのご主人、工藤幸雄さん宅を訪ね、意気投合し、楽しい夜を過ごした模様が描かれていた!久代さんについても書かれていて、「奥さんも長年、外国暮らしをされたタイプの活発な方。東欧の日本人女傑で、豆腐や納豆など日本の食品を自宅で作って、東欧圏に住む日本人家庭に配給しておられるとか。」とあった。
思わず、HAPPY SCREAMING \(~o~)/ 繋がっていた~!
今年の夏で89歳になられる百々さん。今年もできるだけ訪問し、いろんな
お話をおききしたいと願っている。次回は是非、工藤さん夫妻についてお聞きしてみたい。
★百々和 さん(どど かず)
1919年、兵庫県生まれ。満州国立建国大学、満州国立大同学院を卒業し、満州重工業開発会社撫順軽金属製造会社に入社後、関東軍に入営する。戦後は中国に残留し捕虜となり、8年間の抑留生活を経て、1956年9月に日本へ帰国。その後、神戸大学大学院にて経済学を学んだのち、同大学をはじめとする数々の大学で教授として教鞭を執る。1993年、勲三等瑞宝章受勲。
★工藤久代 さん(くどう ひさよ)
1923年、東京都浅草生まれ。1942年、日本女子大学付属高女を卒業。エッセイスト。1967年からワルシャワ大学日本学科講師を勤めた夫・工藤幸雄と共に同地に7年間滞在し、1975年に帰国。『ワルシャワ猫物語』によって第10回日本ノンフィクション賞を受賞。
★工藤幸雄 さん (くどう ゆきお)
1925年、大連生まれ。翻訳家、著作家。数々の名訳を送り出したポーランド語翻訳の第一人者。
東京大学文学部仏文科卒業。在学中より翻訳活動を始める。アメリカのインディアナ大学大学院に留学。共同通信社記者を経て、ワルシャワ大学日本学科講師として、7年間ポーランドに暮らす。帰国後、多摩美術大学教授に。主な訳書に『ブルーノ・シュルツ全小説集』(平凡社)、『よろこびの日』(岩波書店)など。著書に『ぼくの翻訳人生』(中央公論新社)、詩集『不良少年』(思潮社)、『ワルシャワの七年』(新潮社)など。
異種愛 かわいいわが子 フェネックのママは猫 (+o+) ― 2008/01/28
oume さん~♪ の徒然日記にお邪魔したら、この動画が (+o+)
うちのまろこじも仲良しでよく額をなめあってるけど、羽交い絞めにしてこんなに長時間(?)集中してなめてないとびっくり (+o+)
oume さん~♪ の徒然日記:http://blogs.yahoo.co.jp/zazen70
季節の植物、自然、旅先の風景、生き物たち・・・写真が素晴らしい!